音楽制作活動は続けるとしながらも、アルバムというフォーマットで作品発表するのはこれが最後。同形式での表現活動はやり切った感があるようで、新たな表現方法を模索するという姿勢こそまさしく真摯と言えないか。そしてこの作品には従来の多幸感はほとんどなく、内省的でダークな寂寥感が満ちている。音作りは彼らが持ち合わせている幻想的でポップなエレクトロなんだが、シンフォニックな広がりは明らかに EDM と一線を画している。やはり彼らも EDM には批判的なようで、音圧をただ上げりゃいいってものじゃないと発言している。この作品は常にリミッターの極限まで上げられた音楽に背を向けており、フロアでもベッドルームでも機能するような作りになっている。旧態依然とした過去フォーマットへの決別と、クラブミュージックを抹殺しかねない EDM への決意とも受け取れる。
2015年1月28日水曜日
The Inevitable End : Royksopp
音楽制作活動は続けるとしながらも、アルバムというフォーマットで作品発表するのはこれが最後。同形式での表現活動はやり切った感があるようで、新たな表現方法を模索するという姿勢こそまさしく真摯と言えないか。そしてこの作品には従来の多幸感はほとんどなく、内省的でダークな寂寥感が満ちている。音作りは彼らが持ち合わせている幻想的でポップなエレクトロなんだが、シンフォニックな広がりは明らかに EDM と一線を画している。やはり彼らも EDM には批判的なようで、音圧をただ上げりゃいいってものじゃないと発言している。この作品は常にリミッターの極限まで上げられた音楽に背を向けており、フロアでもベッドルームでも機能するような作りになっている。旧態依然とした過去フォーマットへの決別と、クラブミュージックを抹殺しかねない EDM への決意とも受け取れる。
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