2014年3月1日土曜日
Ready to Die : Iggy & The Stooges
Ready to Die : Iggy & The Stooges
パンクのレジェンドであるイギー・ポップが Iggy & The Stooges 名義で昨年リリースした6年ぶりのアルバム。ギタリストの Ron Asheton が2009年に亡くなったのを受けて、かつての在籍メンバーだった James Williamson を迎えて制作されました。
驚いたのがジャケットとタイトルで、御年66歳になる上半身裸のイギー様が身体に爆弾を巻いている。10~20代の若者がこの格好をして「死ぬ覚悟」なんて言ったら狂気や戦慄を覚えてしまうもんだが、おじいちゃん世代のロッカーがこんなこと言ったら洒落にもならない。いつまでも長生きしてね、と言いたくなるが、イギー様は死ぬまで本気ということなんだろう。
思えば去年11月にポール・マッカートニーが来日し、ローリング・ストーンズも来日真っ只中。もうすぐボブ・ディランも来日する。ロックの先駆者にしてレジェンドクラスが大挙押し寄せてる状況だが、ロックがここまで高齢化しているのは史上初めてだろう。今後もアーティスト高齢化が続くに違いなく、リスナーだって間違いなく40歳以上のおっさんが中心だ。ライヴチケットだって若者がそう簡単に手を出せる金額ではない。もはやロックは若者の音楽ではなく、高齢者の音楽なのだ。
歳を取ってますます低音の魅惑が増した、パンク熱を放射し続けるイギーを聴いて複雑な気分になった。
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