(注)国道6号線、水戸街道のことを指す
したっけ(注)、俺を待ち受けていたのは…なんとラーメン二郎!郷愁を求めにやってきたのに、ラーメン二郎はことごとく生温い感傷を破壊する。茨城に来てまでラーメン二郎だなんて、やはりこの食べ物の呪縛からは逃れられないのか…というのは真っ赤な嘘だっぺ。二郎全国制覇の一環で守谷にやってきたまで。それにしてもこの辺りは随分変わったな〜。昔は山しかなかったのに、いまや瀟洒な家が立ち並ぶ住宅街だ。
(注)したっけ=そうしたら
地方特有の広い店内には待ち3人。いいタイミングで入店出来たとほくそ笑みながら、小ラーメン(700円)の食券を購入する。着席してからニンニクアブラでお願いする。他のお客さんの「ヤサイマシ」を見て危険を察知したから控えめに攻略しようと思った次第。こちらの店主、今はなき「ラーメン二郎 高田馬場店」で修行を積んだ方らしい。3人体制で手際の良いオペレーションを展開していた。やがて目の前に着丼したのは、頂上にふわふわコラーゲンが降り積む暴力的一杯。おっかねえなぁ(注)。
(注)おっかない=こわい
スープは標準よりもややカラメのもの。そいつをアブラとくた気味なヤサイにふりかけて、全体のかさをグイグイと減らしていく。ヤサイはキャベツ比率が高くて食べ応えもなかなかだ。やがて天地を返したところ、ヤサイの下に隠れていたブタが2塊、ごろりと顔を出してこんにちは。滋味深い旨味が肉の奥まで染み渡っており、適度な歯ごたえと柔らかさのバランスがえがっぺ(注)。
(注)えがっぺ=良い
グルエースとFZの旨味、豚骨のアブラが行き渡ったジャンクスープは、キリッと締まった醤油味。平打極太麺はつるりとした表面感覚ながら、オーションの持つデロな柔性とワシな剛性が共存している。無料トッピングのニンニクとアブラが隅々まで行き渡り、ジャンクこの上ない旨さ。全体的にしょっぺえ(注)ので、生卵を頼んでマイルドに仕上げる食べ方も提案したい。どうにか完食して、母校周辺へと車を走らせた。ニンニク臭を漂わせているおっさんがいたら、後輩諸君よ、それは私だっぺ。
(注)しょっぺえ、しょっぱい=塩辛い
住所:茨城県守谷市美園4-1-5 美園ビル1F
ラーメン二郎 茨城守谷店 (ラーメン / 南守谷駅、戸頭駅、稲戸井駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
昼総合点★★★☆☆ 3.8
0 件のコメント:
コメントを投稿