巨大都市を真っ二つに分断したイデオロギーの壁は、今となってはその一部を残すのみ。壁には様々なグラフィティが描かれているが、その中でも有名なのがソ連のブレジネフ書記長と、東ドイツのホーネッカー書記長がキスをするの図。これってネタだとずっと思ってたんだけど、まじちゅ~している写真をデフォルメしているらしい。二人はゲイ仲ではなかったようだが、こういうグラフィティを描いちゃうあたりがモダンアートとゲイと許容の街 ベルリンらしい。
夕暮れ時にちょうどブランデンブルク門へ到着。東西冷戦時代がどのような時代だったのか、一緒に行った20代後半の後輩に説明したが、教科書では知っているもののピンとこないらしい。その傍ら、ガイドしてくれた50代現地女性が「この辺は本当に何もなかったのよ。今は再開発で何もかも変ったわ。」としみじみ話していたのが印象的だった。
23年前の beatjunkie が同じ場所に佇む、の図。確かに当時は何もなかった。四半世紀という時の流れはこれほどまでに都市を変えてしまうのか、というぐらいに整然と建物が並び小奇麗になっていた。 この頃に比べ、年齢がダブルスコアになっている自分に気がついて、何だかほろ苦い思いが込み上げてきちゃったり。
空が黄昏色に染まっている中、左右対称に聳える門は実に美しい。
角度を変えて右から。
左から。かっこいい。
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