2012年12月10日月曜日

Celebration Day : Led Zeppelin


Celebration Day : Led Zeppelin

Zep再結成に断固として反対しる !!」と書いて早くも5年が経ちました。つまり彼らがロンドンのO2アリーナで一夜限りの再結成をしてから5年、沢尻エリカと高城剛がこのプレミアムライヴを鑑賞してから5年という訳です。結局、僕が再結成に反対したところで何の効力も持たないわけで、あの夜のライヴは伝説となりました。今回リリースされたライヴ盤で、全世界の人達があの日の興奮を分かち合えるのは何だかんだ言って喜ばしい限り。

さて、これまでZepの魅力は言い尽くされているので、ここで敢えて書くのは野暮というもの。ただし、彼らを語る上で外すことのできないキーワード「化学反応」を忘れるわけにはいきません。ライヴでこそ本領を発揮し、その日の調子で化学反応が起きるかどうか分からないのも彼らの魅力。更にはZepをZepたらしめるボンゾの不在により、果たして化学反応は起こりえるのか?というのが僕にとっては不安だったのです。

このライヴ映像を観て、僕のちっぽけな不安は単なる杞憂に終わりました。ボンゾのDNAを確実に受け継いでいるジェイソン・ボーナムは、父親のドラムスタイルをも確実に受け継いでいたのです。しかも父親の役割を継承しただけでなく、自分のドラムを叩くということも忘れていなかったのです。これにより、バンドは新しい化学反応を引き起こしているのは明白でした。しかも単なる懐古主義的なプレイになっておらず、攻撃性も増していました。つまり時代に即して彼らは最新型だったとも言えます。完璧な演奏だったとは思いませんが、この日のライヴは伝説となり得るものだったことを確信しました。ジェイソン、あんた本当にいい仕事しているよ!

ちなみに僕が買ったのは「2CD + BD + ボーナスDVD」のデラックス・エディション。ボーナスDVDにはリハーサル映像がまるまる収録されていますが、定点カメラでの収録なので映像は極めて退屈。海賊版に手を出すハードコアなマニア向けの内容だと思います。

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