2012年12月16日日曜日

Beak II : Beak


Beak II : Beak

PortisheadのGeoff Barrowが2009年に結成したスリーピースバンド「Beak」。一過性のプロジェクトかと思っていましたが、なんと今年になって2ndアルバムをリリース。今年初頭にはヒップホップユニット「Quakers」としてアルバム(過去レビュー)をリリースしたりと、かなりのハードワーカー振りを発揮しているGeoff Barrowです。

で、本作も1stアルバム(過去レビュー)の延長上にあるような音作り。敢えてグルーヴを排除したかのような直線的なドラムは、まるで70年代ジャーマンロックのよう。サイケデリックであり、エクスペリメンタルでもあるバンドサウンドの狂気が、Geoff Barrowの構築するざらついたローファイなプロダクションで増幅されていく。Portisheadに繋がるような密室感覚やダークネスがありながら、そこはかとなく乾いて能天気さすら感じさせる音、これこそこのバンドの持ち味でしょう。ミニマル感覚~アシッド感覚が満載なので中毒性が極めて高く、気が付くと延々とリピートしている自分がいる。これは要注意作品!

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