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2015年7月3日金曜日

Tellin' Stories Live : The Charlatans



この間 The Charlatans の「Tellin' Stories」を書いたので、今回はその作品の再現ライヴアルバムを。2012年6月にロンドンの HMV Apollo で行われた Tellin' Stories 15周年記念ライヴで、開催直後におみやげとして配られた音源をオフィシャルブートレグ化したもの。海賊版対策という位置付けからか、音質含めて特筆すべき内容ではない。再現ライヴだけあってアニバーサリー的な雰囲気は感じられるものの、ボーカルもよれておりダイナミズムも少々欠けている。取りあえずコレクター必携的な作品です。

2015年6月12日金曜日

Tellin' Stories Expanded Edition : The Charlatans



この間 The Charlatans のことを書いたので、久しぶりに過去の名盤を聴いてみた。97年リリースで、レコーディング期間中にキーボーディストの Rob Collins が自動車事故で亡くなるという悲劇に見舞われた作品。ここで彼らは間違いなく一つの頂点に到達しており、彼らでしか持ち得ない強靭なグルーヴを発揮している。肉感的かつ南部志向のブルージーな香りを漂わせるのは、多くのUKミュージシャンが目指している通過儀礼みたいなものだ。しかもクレジットは殆されていないが、ケミカル・ブラザーズが本作で果たしている役割も極めて重要。彼ら独自の音が至るところでまぶされ、ドラムループがChems風になっているのでテンションが上がる。彼らの最高傑作の一つと言えるだろう。

2015年5月1日金曜日

Modern Nature : The Charlatans



マンチェスター・ムーヴメントから四半世紀が経とうとしているのに、いまだ現役の第一線にいる稀有なバンド The Charlatans。前作「Who We Touch」(過去レビュー)から4年以上という比較的ロングスパンを置いて新作がリリースされました。


何故それだけのブランクがあったのか?「Who We Touch」の記事で書いたドラマーのJon Brookesが、脳腫瘍から回復することなく逝ってしまったから。これまでにも主要メンバーの Rob Collins を失うなど、数々の苦難に見舞われた彼ら。それらの悲劇を想像するだけでも辛くなってくる。4人になったバンドが下をうつむきながら浜辺を歩き、太陽が優しく輝いているジャケットは実に印象的。


ドラマーには後任を据えておらず、スティーヴン・モリス(New Order)、ガブリエル・ガーンジー(Factory Floor)、ピーター・ソールズベリー(The Verve)がサポートとして参加。錚々たる面子ですが、同業ミュージシャンからも支持されているバンドだと改めて思い知らされます。何もよりも悲愴的にならず、あくまでもしなやかに進み続けるバンドの姿が美しい。骨太でソウルフルな黒いグルーヴを維持し、スィートでメロウで歌心のある曲はいつにもまして力強い。重圧や苦難を優雅さに転換させるバンドは徐々にレジェンドへとなってきています。