2012年12月22日土曜日

Aninha Mission : Piano Overlord


Aninha Mission : Piano Overlord

Prefuse 73やSavath & Savalasなど多種多様な名義で活動するScott Herren。今年7月にPiano Overlord名義で新作をリリースしています。その名義通りに様々なピアノを駆使した、ジャジーでサイケデリックでヒップホップなエレクトロニカを堂々と披露。新作と言いながらも、どうやら2004~5年頃に作られた未発表音源のようです。

「様々なピアノ」と書きましたが、アコースティックピアノに限らず、フェンダー・ ローズやウーリッツァーといったエレクトリックピアノ(電気ピアノ)がメインに使われています。この記事を書くにあたって初めて知ったんだけど、エレクトロニックピアノ(電子ピアノ)とエレクトリックピアノ(電気ピアノ)には歴然とした違いがあるとのこと。簡単に言えば、前者は生ピアノの再現を目標とした楽器で、後者こそいわゆるエレピと呼ばれる楽器で、特徴についてはWikipedia 大先生に聞いてください(と逃げる)。

本題が逸れてしまいましたが、本作では多様なエフェクト処理が成されているので、鍵盤楽器とドラムだけで表現されているとは思えない。ざらついてローファイな音は白日夢のようにドリーミー、郷愁を覚えるようなエレピやぶっといボトムはサイケデリック。TortoiseのJohn McEntireや元BattlesのTyondai Braxtonが参加していることから、ポストロック的要素も満載です。

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