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2015年6月27日土曜日

Rivington Não Rio + Forsyth Gardens and Every Color of Darkness : Prefuse 73



Prefuse 73 久々の帰還。あれだけの多作家でありワーカホリックでもあった Guillermo Scott Herren が、4年という空白期間を置いたのは只事じゃない。どうやらこのブランクは陳腐化したエレクトリックミュージックシーンへの静かな抵抗であったようで、ここにも反EDM派がいたのかと思わず納得。それにしても、エレクトリックミュージックへ古くからコミットしている多くのアーティストを敵に回すEDMって、ある意味では存在感が有り過ぎる。シーンへのイラつきを鎮めるのに4年もかかった Guillermo Scott Herren は、その反動によって圧倒的大容量である作品を仕掛けてきました(日本盤はアルバムにEPを2枚加えたものをコンパイルした2枚組)。

ここでは過去の作風を集大成的に編み上げたものとなっており、元祖ビートミュージックと言わんばかりの、サイケデリックでアブストラクトな世界を万華鏡の如く提示しています。細かく刻まれたビートを再構築するトラックもあれば、メロウでジャジーなトラックを披露しながらも、ダブステップを意識しているトラックもありと、全方位的ビートミュージックの極北とも言える作品に仕上がっています。これこそ至上のエレクトリックミュージックから紡ぎだされる音の渦。

2012年12月22日土曜日

Aninha Mission : Piano Overlord


Aninha Mission : Piano Overlord

Prefuse 73やSavath & Savalasなど多種多様な名義で活動するScott Herren。今年7月にPiano Overlord名義で新作をリリースしています。その名義通りに様々なピアノを駆使した、ジャジーでサイケデリックでヒップホップなエレクトロニカを堂々と披露。新作と言いながらも、どうやら2004~5年頃に作られた未発表音源のようです。

「様々なピアノ」と書きましたが、アコースティックピアノに限らず、フェンダー・ ローズやウーリッツァーといったエレクトリックピアノ(電気ピアノ)がメインに使われています。この記事を書くにあたって初めて知ったんだけど、エレクトロニックピアノ(電子ピアノ)とエレクトリックピアノ(電気ピアノ)には歴然とした違いがあるとのこと。簡単に言えば、前者は生ピアノの再現を目標とした楽器で、後者こそいわゆるエレピと呼ばれる楽器で、特徴についてはWikipedia 大先生に聞いてください(と逃げる)。

本題が逸れてしまいましたが、本作では多様なエフェクト処理が成されているので、鍵盤楽器とドラムだけで表現されているとは思えない。ざらついてローファイな音は白日夢のようにドリーミー、郷愁を覚えるようなエレピやぶっといボトムはサイケデリック。TortoiseのJohn McEntireや元BattlesのTyondai Braxtonが参加していることから、ポストロック的要素も満載です。