2013年8月1日木曜日

千里眼

1ヶ月近くも前の出来事で恐縮ですが…例年よりも早い梅雨明けとなった今年。つまり7/6から夏が始まり、夏男としてその名を馳せる僕としては居ても立ってもいられず都内へ猛突進。夏の到来を祝福するために、都内の二郎インスパイア系としては最高峰と言われる千里眼に行ってきました。最寄りの駅といえば駒場東大前か東北沢か代々木上原。それぞれの駅から結構離れており、立地としてはそれほど良くない。仕方がないので、渋谷からバスに乗って行きました。


13:00頃に到着したところ、店の前には10人以上の長蛇の列。店の中で待てるのは6人まで。ギラギラ照りつける日差しと闘いながら、30分以上も忍の一字で待ち続けます。こんな便の悪いところで、暑いさなかに待ち続ける人達…きっと僕と同じく夏の到来を祝福したかったのでしょう。



ここのメニューがユニークなのは冷やし中華があるところ。しかし初訪問ゆえにオーソドックスなラーメンにします。事前調査ではブタがかなり評判がいい。ただし普通のラーメンだとブタが1枚らしく、豚ラーメンだと3枚とのこと。その間隙を狙うブタ2枚の豚玉ラーメンという新メニューが登場したらしく、迷わずそれを注文することに。ヤサイも多いらしいので、トッピングはニンニク少なめと辛揚げにする。辛揚げとはこのお店独自のトッピングで、唐辛子が練りこまれた揚げ玉を指す。



あとで知ったのだが、辛揚げは別皿でもお願いできるらしい。辛いものは好きなんだけど苦手な僕としては、食後に滝のような汗を大放出することになる。まさしく夏の到来を祝福せんがための食べ物だ。オレンジ色が禍々しくてたまらない。



取りあえず、恒例の天地返しを行う。剛毛な極太麺に喰らいつき、ワシワシ~ゴワゴワした食感を堪能する。小麦の香ばしさがみるみるうちにお口の中に広がっていきます。どうやら浅草開化楼 という有名な製麺所が作っているらしい。スープをちょいと啜ってみれば乳化具合が申し分なく、塩分と甘みが絶妙にバランスを保っているではないか。旨みも申し分ないのだが、辛揚げがじわじわと侵食してきて辛味が増してきた。当然ながら汗が噴き出してきたので、食べるスピードを上げていく。

ロールされたブタはほろっと崩れるように柔らかく、肉々した感じがたまらない。プルプルっとした脂身の甘みも最高で、ブタとしてのクオリティが高く確保されている。ヤサイは事前調査通り、相当の量になるのでマシにしなくてよかったと胸を撫で下ろす。茹で過ぎていないシャキシャキした食感は実にウレシイ限りだ。全体的にはかなりの量になっているので、味を楽しみたいのなら麺を少なめでお願いするのがいいかもしれない。全て食べ終わった時には、辛揚げがスープに溶け込んでおり、脂濃度が高くてオレンジ色になっていた。辛いものが苦手な人は、別皿で調節しながら食べるのがいいだろう。

住所:東京都目黒区駒場4-6-8
千里眼ラーメン / 東北沢駅代々木上原駅池ノ上駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.6 
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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