2013年8月19日月曜日

蒙古タンメン中本



私は辛いものが好きなんだが苦手だ。汗かきで猫舌なれど、辛いものが好きだ。いわゆる下手の横好きというやつだ。そんなあまちゃんを嘲笑うかのように、世間には理解を超越するような激辛党がたくさんいる。そんな辛党から絶大なる支持を集めているのが「蒙古タンメン中本」だ。これまでずっと恐れをなしていたが、麺党と自認する私としては行かないわけにはいかないじゃないか。



そもそも蒙古なのにモンゴルらしくない?タンメンなのに辛味噌味?中本って誰?とあれこれ追求したくなる店名だが、その辺りはWikipedia を参照してもらいたい。どうやら蒙古タンメンなるものが看板メニューらしく、激辛の「北極ラーメン」なるものも存在する。当然この辺りはスルーして初心者レベルの味噌タンメンを注文。初めての訪問は渋谷店。



初めてのお店ということもあり、作法が分からないので取りあえず天地返しをする。勿論そんなことをする人はいなかった。現れ出たのは中太ストレートの柔らか麺で、まるでちゃんぽんのような麺だ。辛味噌味のスープを啜れば、味噌の甘みにダシの旨味、トウガラシの辛味が合わさってなかなか旨い。くたくたに煮られた野菜にスープが染みておりこいつも旨い。豚ばら肉も食い応えあり。確かに辛さは比較的抑え目ではあるが、食べ進むにつれてどばどばと音を立てながら汗が噴出してきた。旨い、だけども辛い。辛い、だけども旨い。と禅問答を繰り返しながらスープをどんどん飲んでしまう。取りあえず基本形はクリアした。私的には汗の量は別にして辛さは問題なし。



そして後日。人気No.1メニューの蒙古タンメンを喰らうべく品川店を訪問。基本形の味噌タンメンに麻婆豆腐がかかっているのだが、この麻婆豆腐には挽肉が入っていない。辛さを追求すべく最適化された餡には豆腐しか入っていない。こいつが丼全体の熱を封じ込める役目を担っているので、猫舌の僕としてはふうふう冷ましながら喰らわねばならぬ。味は味噌タンメンを踏襲しているが、やはり辛さはワンランク上。と言うか、辛いのが得意じゃない僕としては、ここまでくると味噌タンメンの辛さと大差ない。大汗をぶしゅーと噴き出しつつ、旨味あるスープまでぐいぐい飲み干してしまう。ここまでくるとダシに何を使っているのか全く分からない。食べ終えてしばらくして脳が覚醒したせいか「まだまだ辛いのはいけそうだな」とか「あそこまで辛かったら北極ラーメンも変わらないだろう」とか反芻する始末。中毒者が続出するのも頷ける。

ホームページ:http://www.moukotanmen-nakamoto.com/
蒙古タンメン中本 渋谷店ラーメン / 渋谷駅神泉駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.0 
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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