2013年8月11日日曜日

麺壱 吉兆



大井町界隈でダントツ人気のお店に行ってきました。駅からすぐの路地裏一番奥にありますが、この路地には「中華そば 永楽」(過去の記事 )や「ザ・ラーメンスモールアックス」(過去の記事 )といった名店が軒を連ねます。行列の長さでいえばここがおそらく一番だろう(もちろん味も一番だと後で思い知ることになる)。開店時間を確かめずに午前11:00に行ったら準備中。しばらく時間をつぶして11:30前に行ったら、既に8人ほど列を作っていました。ちなみにこのお店は、この界隈ではあまりお目にかかれない白河ラーメン。昔懐かしい東京ラーメンに通じる、素朴な醤油ラーメンを指します。



メインとなるのが「中華そば」と「支那そば」の二本柱。我が地元にもある白河ラーメンの名店「白河中華そば」(過去の記事 )と同様、中華そばは鶏がらメイン、支那そばは鶏ガラと魚介のWスープになっている。どうやら中華そばの方が人気らしいのでこちらを注文します。



ランチサービスとして「そぼろご飯」を100円で注文することが出来ます。刻み焼豚や小松菜、刻みネギ、刻み海苔が振りかけられたもので、こちらも迷わず注文。



中華そばの王道ともいえる風情のラーメンが登場しました。まずスープを啜ると昭和ノスタルジア溢れる醤油味がお口の中に広がる。きりっと淡麗な味ながらも鶏油のコクが感じられ、実に奥深く上品な味わい。チャーシューは豚ロースが使われており、ふちが赤く着色されてスモークされたもの。肉の食感が香ばしく凝縮されており、存在感がたっぷりだ。ほうれん草もしゃっきり感が残っているぐらいに、丁度良く茹でられている。そして肝心要の麺を啜り、ここ最近で一番強い衝撃をがつんと受けた。多加水の自家製手打ち麺はふぞろいに縮れているが、ピロッピロに柔らかくて、チュルッチュルなのに何故かコシがある。こんなに美味しい麺にお目にかかれるのは久しぶりだよ!!これぞまさしく職人が作り出す小宇宙!!と夢中になりながら麺・スープ・チャーシューの三位一体を堪能した。



そばを食べ終えてから「そぼろご飯」に取り掛かるが、こいつも旨いのなんの。サイドメニューの地位に甘んじているが、このそぼろご飯を目当てにして来店してもいいぐらいのクオリティ感。ご飯に染みたチャーシューだれのコク、細かく刻まれたネギや小松菜のあっさり・シャキシャキ感が双方に高めあっており、ワンコインとは思えない味になっている。

なるほど大井町で人気No.1も頷けるが、名店がひしめきあう城南地区でも上位を狙える、いや東京都内でさえも上位を狙える名店がここにあった。

住所:東京都品川区東大井5-6-6
麺壱 吉兆ラーメン / 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅 ) 
夜総合点★★★★ 4.0 
昼総合点★★★★ 4.0

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