2012年2月2日木曜日

We Bought a Zoo


We Bought a Zoo

あの頃ペニー・レインと」で知られるキャメロン・クロウ監督。もともとがローリング・ストーン誌の記者だったこともあり、ロック業界にはかなり通じているそうです。その監督作品の「We Bought a Zoo」が去年の暮れに全米公開されました。出演するはマット・デイモンとスカーレット・ヨハンソンだと言うからかなり豪華。更にはサントラ担当として抜擢されたのがSigur RosフロントマンのJonsi。Sigur Rosのライヴドキュメンタリー「Heima」(過去レビュー)からインスパイアされてこの映画を作ったそうなので、音と映像の相性の良さは折り紙つきなのかも知れません。

さて、ここに収録されているSigur Ros/Jonsiのトラックは殆どが既発曲ながら、新曲が2曲含まれているのが注目すべきところ。サントラという体裁を取っていながら、その完成度は極めて高く、もはやJonsiオリジナル作品と言ってもいいぐらい。かつてのSigur Ros作品のような凍てついた感覚は皆無で、逆にハートを温かくするようなピースフルな雰囲気が充満。魂の賛美歌とでも言い切ってしまいたいような、荘厳で優しいポジティヴィティに彩られています。サントラを聴いて、ここまで映画に対する期待値が高まってしまうのも珍しいかも。

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