2015年4月4日土曜日

ラーメン二郎 京成大久保店



完全アウェーな土地である船橋・習志野エリア。その中でも京成大久保は一つの目的を果たす以外に、訪問する目的は何もない(その目的とは?などと野暮なことは聞かないでくれ)。東邦大学や日大生産工学部を抱える学生の街で、15年以上も前にこの地に仕事で足繁く通ったことがあるんだが、今となっては一つの目的を果たすのみ(その目(ry)。当時は二郎なんぞ開店していなかったのは言うまでもない。

さて、新習志野での打ち合わせという僥倖に恵まれたため、打合せ時間を14:00に無理くりセットし、内陸部の京成大久保へ上陸。悲願の京成大久保店訪問を果たす。正午直前の入店だったのであっさり着席。会社を出る前にカレーパンを食べてしまったので、全く腹は空いてない。従って無料トッピング抜きのラーメン小にするが、むしろニンニク臭を漂わせず打ち合わせに臨むのが紳士の心得というもの。


この店は夫婦で切り盛りしているようで、夫婦茶碗的なサービングをしてくれるのが嬉しい。やがてデコレーションケーキのような一杯が着丼。世間はイエス生誕を祝うためにケーキを食べる人が多いが(この日は12/25だった)、これほどデコラティブな二郎があれば迷える民の魂も救済されるに違いない(アーメン)。店主が丼にぶっこんだ魔法の白い粉グルエースのおかげで、スープは極めてエッジの立った味だ。世間ではこれを塩辛いと言うのだろうが、紳士たるもの地の塩は大切にしなければならない。くた加減が心地よいヤサイ、ほろほろに煮込まれたブタ、やわめに茹でられた麺を嗜む。


麺は平打ででろりとぶっとくて、二郎DNAマナーを忠実に守ってる。ブタは脂分が少ないソリッドなもので繊維にそって歯を立てれば、すっと肉が切れるほど柔らかい。乳化していないスープはやはり塩辛く、他店と比べても塩分が充分立っているのが分かる。しょっぱいなー。脂と塩分と麺のせめぎあいにより、こんなことをしててこの後の打合せは大丈夫なのか?と一抹の不安が脳裏をよぎるが、二郎が繰り出してくる波状攻撃はそんなことをどうでもよくさせる。どうにか完食して退店すると、背後霊として待っていたお客さんが、置き忘れたマフラーを笑顔で渡してくれた。実に紳士的なお客さんだ。神の祝福があらんことを(ラーメン)。


住所:千葉県船橋市三山2-1-11
ラーメン二郎 京成大久保店ラーメン / 京成大久保駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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