2015年1月31日土曜日

麺でる 大岡山店



二郎系の中でもかなりの勢いで店舗数を増やしている店があります。田園調布に本店を構え、東京西南部や多摩地区へ破竹の進撃を続ける「麺でる」です。明大前や南大沢、大岡山など大学がある街へ出店するあたり、非常にしたたかな店舗戦略を感じます。2014年11月末に大岡山店を訪問したのですが、その年末には惜しくも閉店。近くにあるインスパイア系「麺屋 婆娑羅」との覇権争いに敗れてしまったようで、二郎系の栄枯盛衰を見るかのようです。既に閉店しているのにレビューを書くってどうなのよ?という意見もありますが、まあせっかく味わって写真も撮ってきたので、備忘録的に書いておきます。



食券機で「ラーメン(麺の量 約250g 豚2枚)」を700円で注文。クーポンという文字が見えましたが、そもそもクーポンとは何なのか?事前にいろいろ調べたのですが、該当するようなものは発見できずに諦める。無料トッピングはニンニクヤサイアブラでお願いします。平日は学生で賑わっているんだろうけど、僕が訪問したのは土曜日。待ちも全くなくあっさりと着席することが出来た。



小さめの丼へメガメガしく盛られた一杯が着丼。トッピングのアブラは背脂というよりは何かの固形物かのよう。これを大量摂取すればコラーゲン効果によりお肌がみるみるうちに美しくなること請け合いだ。こんな美肌効果のある食べ物なのに、女性客が皆無なのが不思議でならない。その下には半生か?というぐらいシャキシャキしているモヤシが控えているが、残念ながらキャベツはほとんど見当たらなかった。ニンニクはこってり盛られており、スープと融合させてジャンク度合を加速させる。スープはややとろみがかっており、甘辛いがややライト寄りと言ったところだろう。標準以上でもなく以下でもなく、よく言えばチェーン店特有の完成度の高さが感じられる。悪く言えば特徴がない。



更に下位レイヤーに潜んでいた麺を引きずり出すと、ムギムギしく黄色に彩られた太麺が浮上した。店内の製麺機で作られであろうこいつらは、もっちり食べ応えがあってワシワシした硬さがあごの筋肉を鍛えてくれる。2枚投入されたブタはニクニクしく、脂身が少ないのでデロデロ感はないが、肉が本来持っている旨味というものを食べ手に教えてくれる。全体的にバランスよくまとめていたが、やはり250gの麺ということもあって強靭な打撃力は控えめであった。二郎系入門編としては手ごろな一杯なので、興味のある方は他店舗に足を運んでもらいたい。

住所:東京都大田区北千束3-23-5
ホームページ:http://toprunning.jp/index.html
麺でる 大岡山ラーメン / 大岡山駅緑が丘駅北千束駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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