2013年9月3日火曜日

麺屋海神


ここ最近、淡麗で味わいあるラーメンを食べることが多い。二郎系を含めた所謂G系と呼ばれるカテゴリーには食傷気味になってきたようだ。そんな訳で、この日は新宿駅 東南口を出てすぐのところにある「麺屋海神」に行ってきました。雑居ビルの2階にあります。



このお店の特徴と言えるのが「スープ」「麺」「具」の3点。というか、ラーメンはその3点から成り立っているので当然なんだけど、それぞれが極めて特徴的。まずスープは塩味なんだけど、魚の「あら」を炊き出して出汁として使っているのが珍しい。その日によって使っている「あら」が変わっていくので、日替わりで微妙に味が変化していくらしい。麺は小麦の品質にこだわった極細ストレート麺。具材には鱈と海老のつみれと鶏つくね、針生姜や白髪葱といった薬味が使われている。確かに普通とは違った素材が使われている。



取りあえず基本形のあら炊き塩らぁめんを頼むことにするが、へしこ焼きおにぎり付きというメニューがある。麺を食べ終えた後、スープに焼きおにぎりを投入するらしい。へしことは何か調べてみたら、鯖に塩を振って糠漬けにしたものとのこと。これがご飯の中に混ぜ込まれているらしい。だったらこれを頼まない訳にはいかないじゃないか。なお、麺は大盛り無料とのことなので迷わずお願いする。



淡い黄金色に光り輝く塩らぁめんが登場。まずはスープを啜ってみれば、魚の出汁できりっとしている上品な塩スープを堪能することができる。変な調味料など使っていないのだろう、淡麗で澄んだ海の香りが口の中に広がっていく。麺はやはり極細そうめんのようなストレートで、少々柔らかく茹でられている。小麦の甘みが塩の味を引き立てて、絶妙なコンビネーションを演出している。そして「海老つみれ」はふわふわに柔らかくて、海老と鱈のハーモニーが抜群。「鶏つくね」は軟骨の微妙なこりこり感と鶏肉の旨味が素晴らしい。

あっという間にするするいって、最後に焼きおにぎりをスープに浸して食べる。へしこの味が浸透していくお陰で、スープの味が薄まることもなく、最後まで美味しく食べられる。おそらく普段から濃厚な味に慣れ親しんでいる人には、若干物足りなく思えてくるだろう。ただし、端麗な塩味を追求する人には最適なラーメンだと言える。

住所:東京都新宿区新宿3-35-7 さんらくビル2F
麺屋海神ラーメン / 新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.2 
昼総合点★★★☆☆ 3.2

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