2015年9月16日水曜日

ラーメン 岩佐 駅前店


この日は江ノ島の音楽イベントでしこたま痛飲。田園都市線沿線の自宅まで帰るのに、小田急線から中央林間駅で乗り換えた。したたかに酩酊し腹が減ってきたので、駅西口を出てラーメン店がないものか徘徊。さすれば「菅野製麺所 特製」と書かれた看板を発見。菅野製麺所といえば、ありとあらゆるラーメン向けの全方位の麺を作っており、日本でもトップクラスと言える製麺所。お腹がぐうと鳴ってきたのでこのお店に突撃した。



何を売りにしているお店か分からなかったが、どうやら塩とんこつというジャンルを食わせてくれるらしい。酩酊ぶりに任せて「太麺 野菜W」(830円)をいうボタンをポチリ。着席すると「麺の固さは?」と聞かれたので「メンカタ」をお願いした。更には「ニンニク入れますか?」とどこかで聞いたことのある質問をされたので、脊髄反射的に「ニンニクアブラ」と答えてしまった。



すると目の前に着丼した一杯は、江ノ島から夕日の向こうに見えた富士山のような美しいフォルム。適当に選んだお店だったのに、ここは二郎系だったのかー!行くところ行くところ二郎系ばっかりで、オレはこの先どうなってしまうんだー!……というのは嘘で、酔っぱらいながらも本能的にこれを目当てにしていたのだ。それにしても数多の二郎系の中でも突出した美しさを誇るその外観。きれいな円錐形にはお店独自の美学が貫かれている。

頂上には珍しい長ネギ、ヤサイはキャベツ比率多めでシャキ感がある。ブタはいわゆる二郎系のどっしりしたそれではなく、薄めの豚ロースを使ったしっとりしたもの。




麺の太さと縮れ度合いはグルーヴィで、表面つるつる、中はもっちり、硬めを指定しただけあってガッチリした歯応え。スープは若干背脂が浮いているが、いわゆる二郎系のジャンクな味わいではなく、家系豚骨醤油スープをさっぱりと上品に仕上げたもの。ニンニクを溶かせば旨味が全体に行き渡り、この丼の主役をかっさらうほどの旨さ溢れる味になっていく。

ボリューム的にはノックアウト感が少ないので二郎系と呼ぶのもどうかな?とは思うが「ニンニク入れますか?」という二郎系標準規格のコールがあったので、ここでは二郎系と呼ぶことにする。何はともあれ、通常の豚骨スープとは異なりウマウマで飲みやすく、ごくごくと喉を鳴らして汁感。この店が地元にあったら足繁く通うだろうなあ。


住所:神奈川県大和市中央林間5-1-9
ラーメン 岩佐 駅前店ラーメン / 中央林間駅) 
夜総合点★★★☆☆ 3.8 
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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