2014年11月19日水曜日

綱島商店


綱島駅の近くをウロウロしていた時、何の前知識もなくふらりと足を運んだお店。これまでに何度か言及している通り、日吉~綱島エリアは横浜北部の中でもラーメン激戦区として知られ、ひと通りの味を試すことが出来るエリア。そんな綱島駅から超至近距離(というより駅の一部)にあるこのお店はどうやら横浜家系ラーメンを食わせてくれるらしい。店内に入り「ラーメン(並)」の食券を購入し、麺固めをお願いする。11:00~18:00はミニライス無料(しかもおかわり自由)とのことなので、こちらも迷わず注文。それにしても店員さんのコール&レスポンスが大声で気分が少々萎えてくる。この雰囲気と店名に既視感を覚え、ネットで検索したところ店主は「町田商店」(過去の記事 )出身とのこと。やはりそうか…。店員の掛け声の大きさに辟易したことを思い出し、警戒度は最大限になる。


使われている具材はザ・家系とも言えるチャーシュー、ほうれん草、海苔に、町田商店の源流である「壱六家」のアイデンティティとも言えるウズラの卵。チャーシューは豚ロースではなく、豚バラロールを使っておりホロホロと柔らかくて好感が持てます。ほうれん草もそれなりに新鮮で量もあり、こちらも好感度大。スープを啜ると丸みがあって、クリーミーマイルドな豚骨醤油。本流の「吉村家」(過去の記事 )が持っている濃度高めのコクうまスープというよりは、今やトップクラスの家系へと成長した子安の「すずき家」(過去の記事 )のようにまろ味のある優しさ満点スープ。これは意外な出来具合でした。ちなみに卓上にきゅうりの漬物が置いてあるので、これをミニライスにたくさん載せてばくばく喰らう。ラーメン本体と非常に相性がよろしい。


緩くウェーブがかかった中太麺はは通常よりもやや太めで短い。モチモチもっちりしており、ズバズバと食が進む。適度に量が減ったところで、卓上無料トッピングの刻みタマネギやにんにくを投入して味変を楽しむ。玉ねぎですっきり感、にんにくでコクを出し、目を閉じながら様々な食材のハーモニーを堪能する。気がつけば汁完してしまい、何だかんだ言って心ゆくまで芳醇な家系ラーメンを堪能した。当初maxまで引き揚げられた警戒感は完全解除され、また来たいという思いさえ感じてしまう。店員さんの大音量コール&レスポンスさえなければ完璧なんだけどな。

綱島商店ラーメン / 綱島駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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