2013年6月18日火曜日

蓮爾 さんこま店



二郎系の中にも直系、インスパイア系、フーズ系、堀切系など細分化された様々なジャンルが存在する。その中でもひときわ興味を引くのが「超二郎系」と呼ばれる存在。二郎を超越している?その代表格と呼ばれるのが「蓮爾」だ。登戸店とさんこま店があり、「さんこま」とは東急田園都市線の三軒茶屋駅と駒澤大学駅の中間に位置するからだろう。この界隈は若い人や学生さんが多く住んでいるからか、平日昼や夜になると行列ができるらしい。僕が行ったのは週末昼ということもあって、難なく着席することができました。



「超二郎系」ということなので、普通の小ラーメンを注文。この下のサイズになるとミニで、それぞれの麺量は370gと200g。ひよってトッピングは無しにした。ヤサイはモヤシ中心でやや少なめ、ブタはデロっとした大振りのものがどっかりと鎮座している。



天地返しで隠れている麺を引きずり出すと…ぬぼぼぼ!!超極太で太さ1cmはあろうかという麺が登場した。まさしくうどん並み、いやフィットチーネぐらいはあろうかという太さ。これまで数多のラーメンを食ってきたが、これほどぶっとい麺にお目にかかることはそうあるまい。重量級の麺をがつっと口に頬張れば、ワシワシ食感で顎がフゴォフゴォとなるほど疲れてくる。しかしながら小麦の香りが口いっぱいに広がって本当にウメェ!ひたすらワッシャワッシャと食い進む。

ブタは脂身部分がデロっと柔らかく、肉そのものもしっかり煮込まれておりトロっとした塩梅。こいつは数ある二郎系の中でも高品質と言える。スープも程よく乳化しており、旨味が十分に出ていて味わい深い。終盤になると、眉間に皺寄せながら苦悶の表情で何とか完食。なるほど「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」という格言があるが、ここのはラーメンでも二郎でもない、第三の勢力「超二郎系」だということが身体で分かった。客を突き放すかのような態度といい、決してきれいとは言えない店の雰囲気といい、全ての面で二郎を超越していた。

住所:東京都世田谷区上馬1-4-13
蓮爾 さんこま店ラーメン / 駒沢大学駅西太子堂駅三軒茶屋駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.7 
昼総合点★★★☆☆ 3.7

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