2016年2月13日土曜日

人間も動物 : 電気グルーヴ



映画「DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-」が異例のロングランヒットに終わり、3月にリリースされるは特典付きBDと、そしてなんと「電気グルーヴ25周年記念ツアー“塗糞祭”」のダブルリリース。「塗糞祭」には数多くの縁の人が出演したことでも知られるが、中でも天久聖一画伯の勇姿が見られるかと思うとゾクゾクしてくる。破産覚悟で2枚購入するつもりです。

買うのはいいんだが「レオナルド犬プリオ」の記事で告白したように、放置プレイしていた「人間も動物」も黄金プレイしなければならない。購入してから2年半振りにパッケージを開封しました。

このライヴは「ツアーパンダ2013」最終日2013/3/13に
Zepp DiverCityで収録されたものであり、観客はわずか3人(うち一人は瀧の奥さん)だったという曰くつきのライヴ。しかもピエール瀧が舞台から転落し、救急車で運ばれたものの死亡というアクシデントがあったライヴだ。

レオナルド犬プリオ(過去の記事)と見続けて思ったんだけど、前者が攻撃性が高かったのに対し、本作は非常に完成度が高いというか、大人の余裕すら感じさせるライヴに。特典映像で卓球が話していたけど、ライヴ用にアレンジを変える理由はハコに最適化するため、という話が興味深い。アルバム音源を流すと音数が多くなるので間引いたり、ハコの大きさによって低音量を決めたり。その匙加減が重要らしいです。

舞台には彼らの顔型立体スクリーンが添えつけられ、プロジェクション・マッピングで効果的に演出。この頃はStarFes. 2013 (過去の記事)で彼らを観ていたんだよなあと述懐。今こうしてみると女子率が非常に高いことにも気づく。アンコールで「電気ビリビリ」を終えた後、終演アナウンスで観客が帰ろうとしていた時に、まさかの「Cafe de 鬼(顔と科学)」で観客を呼び戻す。こういう柔軟性とエンターテイメント性が彼ららしい。副音声も相変わらず、人生に貢献しないどうでもいい内容がダラダラ。これぞ電気グルーヴの極北なり。
 

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