2014年2月6日木曜日

麺屋 ばばん



横浜のラーメン激戦区といえば、環状2号周辺の南部エリアを指す。だがそれも昔の話。今では北部エリアも屈指の激戦地帯となっており、中でも東神奈川~白楽周辺や我が街港北NT、日吉~綱島エリアも活況を呈している。とりわけ綱島エリアには目を見張るものがあり、老舗の名店「らーめん桃源」(過去の記事 )や多賀野出身のニューカマー「もりの中華そば」(過去の記事 )などは目が離せない。そこで今日は綱島の新しいG系「麺屋ばばん」に行ってきました。



お店のパワープッシュメニューである「まぜろう」を注文。二郎から激しくインスピレーションを受けた汁なしまぜそばであることが伺える。この他にも通常の二郎系もメニューにある。やがてドープでドラッギーなまぜろう様がご降臨した。クタ加減が絶妙な野菜にニンニクアブラが降りかかり、ここ最近はニンニカー(にんにく中毒者を指す造語)になっている僕にはたまらないエクステリアだ。



ブタの歯ごたえもなかなか良く、どんぶり全体を撹拌するために天地返し。ワシワシとした茹で加減と太さの麺に絡みつく汁のジャンキーな味わい。脳内麻薬がどしどし生成されていくのを感じ、いつの間にか綺麗さっぱりに平らげた。それどころか物足りなささえ覚える始末。おそらく最近は二郎中心になっているせいで、我がストマックが拡張の一途を辿っているせいだろう。いやそれだけではない、脳を直撃する中毒性の高い食べ物だからだ。食べ終えたのにまた食べたくなる。これは店が仕掛けた合法アシッドとも言えるだろう。すぐさま翌日に通常のラーメンを試すことにした。



そして翌日。連日訪問を促すとは、合法アシッドというよりは脱法フードと呼ぶにふさわしい。この時点でニンニカーからニンニキスト(重度のにんにく中毒者を指す造語)へとアップグレード完了。野菜マシのトッピングがないのでラーメン680円+野菜50円を注文した。然れば期待通りのタワー型ラーメンが登場した。ラーメン界のタワー・オブ・パワー、二郎系のタワー・トゥ・ザ・ピープルだ。

当然ながら野菜は「まぜろう」と同じクタ加減だが、改めて食べるとそのキャベツ比率の高さに驚く。ブタはやはり食べ応えのあるものの、やや固めで少量なのが残念なところだ。やはり特筆すべきは非乳化で透明度の高いスープだろう。「まぜろう」では感じられなかったキレがあり、ラーメンとは汁があってなんぼのものと再認識させてくれるのだ。

つるりんとした表面で絶妙なワシワシ度合いを持つ麺を食い終えたところで、G系ラーメンのスープが持つ攻撃性を受け止める。まさにこれこそ我が脳味噌とストマックが欲していたものだ。現実が拡張されたような感覚を覚え、全能の神になった気さえして帰宅した。

住所:神奈川県横浜市港北区綱島西1-1-16
麺屋 ばばんラーメン / 綱島駅 ) 
 夜総合点★★★☆☆ 3.7 
 昼総合点★★★☆☆ 3.7

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