2014年10月4日土曜日

麺屋7.5Hz 新橋店


或る日のこと、西新橋「バリ男」(過去レビュー )の前を通りかかると、若い男性二人が「バリ男の隣に店を構えるなんてチャレンジャーだよな~」と話していた。見ると「7.5Hz」という看板を掲げた店がある。7.5Hzとは瞑想時や気の施術時に発生する脳波の周波数ということで、どうやら最高のヒーリング効果が期待できそうな店名だ。ここは東大阪を中心に店舗展開しているお店で、「高井田系ラーメン」というジャンルを提供しているとのこと。関東初進出のお店らしいので、お手並み拝見のために入店した。


「高井田系ラーメン」ではラーメンのことを中華そばと呼ぶらしい。確かに東大阪出身の友人が「ラーメン屋」のことを「中華そば屋」と言ってたことを思い出す。取りあえず店の基本形メニューである「中華そば」を中盛(1.5玉)で注文すると、実に鮮やかな九条ネギがどでかく切られてたっぷり盛られた醤油ラーメンが着丼した。関東のネギは何故あんなに白いんだ?と西日本出身の友人が言ってたことを思い出す。そう、西日本のネギは殆ど青いということだ。


薄めに切られたチャーシューには豚ばら肉が使われており、柔らかくてしっかりした食べ応え。深い褐色スープは鶏がらと昆布ベースの濃口醤油味。見た目ほどの高濃度塩分ではないんだが、それでもやや塩分のエッヂが立っている。コクという観点で言えば、さっぱりしてクリアな味わいだ。麺は極太ストレートで固めに茹で上げられており、ワシワシっとした食感を楽しむことが出来る。不思議なことに九条ネギの苦味と甘みが、スープ塩分とうまい具合にハーモナイズしている。ボリューム的に丁度いいさじ加減だったので、汁完して丼の底を拝む。食べ終えてから、脳波が7.5Hzのゆらぎ周波数になっていることに気付いた…というのは嘘だが、たっぷり九条ネギ~クリア濃口醤油スープ~極太ストレート麺という組み合わせは東大阪の地元感満載、関東人にとってアウェー感たっぷりなものであった。

ホームページ:http://75hz.jp/index.html
麺屋7.5Hz 新橋店ラーメン / 虎ノ門駅内幸町駅霞ケ関駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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