2014年8月26日火曜日

麺屋なごみ


葛飾区・足立区エリアは実にラーメンクオリティの高いところですが、如何せん自宅から遠い。葛飾に実家があるんですが、そんなに足繁く帰る孝行者でもないし。この日はたまたま仕事で青砥に行く用事があり、上司のリクエストもあって人気ラーメン店を検索。駅から近い路地裏にあるこの店がヒット。開店前に到着したところ、我々の後に続々と客が集結してくるではありませんか。この店の人気っぷりを肌で実感しながら入店を果たす。


メニューは多岐に分かれており、「ラーメン」「つけ麺」「汁なし麺」の3つに大分類される。しかもそれぞれ「こってり」と「あっさり」に分かれており、更にはしょう油と塩に細分化されている。何を頼めばいいのか分からないので、店主の奥さんと思わしき方にお奨めを尋ねると「全部です」との返事。結局、食べログで多く言及されている「ラーメン」~「こってり」~「塩白湯麺(塩味)」を麺固めで注文。780円也。食後に代金を支払うシステムだ。


実に美味しそうな麺が着丼した。使われている具材は青菜にチャーシュー、海苔、味玉、穂先メンマ、刻みネギだ。中でも特筆すべきが肉厚かつジューシーで柔らかいチャーシューだ。丁寧な仕事っぷりを感じながら、柔らかくて細長い穂先メンマをこりこりと頂く。味付け玉子の半生加減や甘み加減も絶妙だ。スープはここ最近メインストリームとなっているポタージュ系鶏白湯スープとは一線を画しており、とろみがあるもののキリッと塩味で締まっている。とは言えエッヂが立っているというよりは、丸みがあってマイルドで優しいお味だ。いわゆるドロリとした鶏白湯というよりは、鶏がらだしをメインに据えた塩味の白湯スープ、と理解すればいい。


黄色みがかった緩いウェーブの中太ストレート麺をリフトアップ。どうやらここでも三河屋製麺を使用しているということで、都内ラーメン屋への絶大な影響力を感じてしまう。つるっとした表面を持つ麺は小麦の甘みがあり、スープの塩味との対比が美しく感じる。麺固めにしたおかげで最後までコシをキープさせることができ、豊かな喉越しを堪能した。全てにおいて丁寧な職人気質が行き渡り、客にスープを完飲させる魅力を持っている一杯。やはり葛飾はグルーヴのあるエリアことを再確認。

麺屋なごみラーメン / 青砥駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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