2013年5月17日金曜日

初代 けいすけ 品川店


品川駅の高架下にあるラーメンテーマパーク「麺達七人衆 品達ラーメン 」。今回は黒味噌ラーメンが有名な「初代けいすけ」に行ってきました。都内各地に様々な店舗を展開するも、各店舗で提供する味も様々。例えば「海老そば」、例えば「つけ麺」、例えば「肉そば」…。よくもこんなに多様な味を考えつくもんだと思いきや、店主 竹田敬介は過去にフレンチや和食で経験を積んでいるとのこと。ラーメン業界の革命児、イノベーターと呼ばれる所以もこんなところにありそうです。さてさて、「初代けいすけ」ではどのような味を楽しませてくれるのか。



このお店で一番の人気メニューは「とんとろ炙りチャーシュー黒極み」とのこと。他には「海老味噌極み」や「スタミナ黒味噌とろ~り温玉のっけ」と言った耳慣れないメニューが並びます。どれも創作ラーメンのようですが、今回は取りあえず人気No.1の「とんとろ炙りチャーシュー黒極み」を注文します。



黒味噌という聞き慣れない単語だけに、見たことのない黒々としたスープの色。7種類の味噌をブレンドし、竹炭を混ぜ込んでいるとのこと。これにより、塩分のエッジな部分が除去されて、全体的にまろみを帯びてくるのだそう。更には唐辛子や山椒といった様々なスパイスを使用しているらしい。スープを啜ってみれば、たしかに普通の味噌スープとはかけ離れた複雑な味とコクが口の中に広がる。ただし、やはり味噌スープだけにどんなダシを使っているのか見当はつかない。豚骨、鶏がら、香味野菜を使用しているらしいが、かろうじて分かるのは豚骨ぐらいだった。やはり味噌ラーメンはダシを殺すなぁ…と呟きながら食べ進む。スパイスが使われている割には辛さを感じさせないのが以外だった。

メインの具材に使われている味付け玉子は味が十分染みており、炙りとんとろは柔らかくも香ばしい。麺をリフトアップすれば低加水の黄色い中細縮れ麺が顔をのぞかせる。ほのかに甘みさえ感じさせる味は、複雑系な味噌スープとの相性が非常にいい。どんどん食べ進むにつれ、じわっと汗がにじみ出てきた。やはり身体は正直で、ここにきてスパイスがじわじわ効いてきたようだ。塩分濃度も比較的高いようだが、塩辛さは感じなかった。

ずりゅずりゅっと麺を食べ終えたが、量的に少々物足りなさを覚えた。ふと壁を見やると、残ったスープにライスを投入することをオススメする張り紙が。更には温泉卵を加えて雑炊風にするのが美味しいらしい。こんな食べ方したらとんでもないカロリーを摂取してしまうジャマイカ!と思いながら、ライスと温泉卵を追加注文。ドボンと投入して猫マンマ風にすれば、確かに最後の最後までスープを味わえる。塩分はそれほど感じないと言いながらも、使われている塩分はそれなりのものなんだろう。食べ終えてしばらくしたら口内がカラカラになった。悪くない味、だけどもしょっちゅう食べるには主張の強い味。手をかけているのが十分に分かる複雑な味なんだけど、何と表現していいのか分からない味。それなりに評価が分かれるところだと思います。

ホームページ:http://www.grandcuisine.jp/keisuke/index.html
住所:東京都港区高輪3-26-20
初代 けいすけ 品川店ラーメン / 品川駅北品川駅高輪台駅 ) 
夜総合点★★★☆☆ 3.4 
昼総合点★★★☆☆ 3.4

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